高い保水力をもつトレハロースでインナードライ肌をケア
スキンケア
2021.4.21

高い保水力をもつトレハロースでインナードライ肌をケア

肌は皮脂と水分のバランスが大切

こんにちは、ライターの米沢です。

顔立ちの好みは十人十色ですが、美しい素肌はどんな人でも心惹かれるものですね。
きれいな肌の必要条件はしっとりとした潤い。
美しく健康的な肌は皮脂と水分のバランスが保たれています。

乾燥肌の方は皮脂も水分も少なめなので、日頃から保湿に力を入れている方が多いと思いますが、オイリー肌なのにカサつくという方はいませんか?
肌がテカるくらいオイリーなのに、カサついたり、毛穴や肌のごわつきが気になったりするという方。
もしかしたら、インナードライ肌になってしまっているのかもしれません。

インナードライ肌って何?

普通のオイリー肌は皮脂も水分も多いのですが、インナードライに傾いた肌は、皮脂は多いのに水分が少ないバランスの悪い状態です。
皮脂腺は働いていても、肌に水分を保持する力が低下しているので、乾燥してしまいます。
乾燥しているために、さらに皮脂腺が働いて過剰に皮脂を分泌し、ベタつきが加速することも。
オイリー肌だからと思って洗浄力の強い洗顔料を使ったり、ベタつかないようにオイルやクリームを省いたりすると、乾燥が進んでさらにオイリーに傾く場合もあります。

肌でカサついている箇所と脂っぽい箇所が混在している場合、インナードライ肌である可能性があります。
敏感肌に進行してしまう前にしっかりと保湿をして、健康な素肌を取り戻しましょう。

高い保水力をもつトレハロース

トレハロースは天然の糖質です。
お砂糖よりやさしい甘さなので、甘さを控えたお菓子によく使われる成分です。
以前は希少糖と言われ、天然で採取するのは難しい高価なものでしたが、今は技術が発達して手軽に手に入る成分になりました。

スキンケアやボディケアアイテムなどにもよく使われていますが、それは高い保水力があるからです。
シイタケには約20%もトレハロースが含まれています。
カサカサに乾いた干しシイタケが水で戻すとしっとりした柔らかい状態に戻るのは、トレハロースの保水力のおかげです。
この保水力が美容にも利用されています。

トレハロースを使った保湿化粧水

ローズウォーターにトレハロースを加えて、保湿力をアップした化粧水を作りましょう。
水に溶けやすい粉末なので、作り方はとても簡単です。

【材料】
ローズウォーター・オーガニック 50ml
トレハロース 1~1.5g
50mlの容量がある容器(アンバープラボトル・スプレー[60ml]など)
※容器は事前に消毒用エタノールで消毒して乾かしておきます。

【作り方】
1.容器にトレハロースを入れます。
2.容器にローズウォーターを入れて、トレハロースを加えて軽く振り混ぜます。
トレハロースが溶けたらできあがり。

※できあがった化粧水は、冷暗所で保管し早めにお使いください。気温が高い季節は、保湿剤としても使われる防腐剤「1,2-ヘキサンジオール」を加えると安心です。

この保湿化粧水を使っていると、肌になじませている間に手のひらと肌が密着する感触が出てきました。
化粧水、オイル、クリームの順でスキンケアをしていますが、オイルやクリームの使用量を減らしてもカサつきがありません。
簡単に作ることができ、ローズウォーターの香りもそのままに保湿効果がアップするのは嬉しいですね。
ブースターとして気軽に使うこともできますし、クレイパックをする時に、クレイに加える水分にしても良いと思います。

手軽に使えてコスパも抜群!

トレハロースは粉末で水分にすぐ溶けるので、加熱する必要もなく、とても手軽に使えます。
また、高い保水力を持っているのにお財布に優しいお値段なのも嬉しいポイント。

健康的な肌を目指してしっかり保湿

乾燥肌の方はもちろんですが、オイリーだけどインナードライになってしまっている方も、保湿ケアがとても重要です。トレハロースの保水力を利用して、肌をしっかりと潤しましょう。
エイジングサインが気になる肌には、ザクロエキスを使うのもおススメです。
肌に潤いと弾力を与えてくれる嬉しいエキスです。

保湿ケアをしっかりしていると、皮脂腺の過剰な働きが緩和され、ベタつきも減ってきます。
皮脂と水分のバランスを整えて、健康的な肌を目指しましょう。


 


ライター:米沢けい子
アロマテラピー検定1級やアロマテラピーアドバイザーなどの資格があり、癒されながら美しく健やかに過ごせるようにアロマテラピーを日常に活用しています。犬も飼っているので口にしても安心か気をつけています。