植物性グリセリン・オーガニック
“皮膚刺激少なめ”“高い安定性”“プチプライス”で愛され続けている、保湿剤のスタンダード。
取り扱いも簡単で、初心者の方にもおすすめです。
こんにちは。ライターのおおうちです。
今回は、前回のヘアオイルに引き続き、手軽に作ることのできるヘアケアアイテムをピックアップ。
ヘアオイルはオールマイティに使えてとても重宝するのですが、今回はより目的に応じたアイテムとして、我が家でも活用しているヘアエッセンスとヘアスプレーをご紹介します。
ヘアオイルが少し重いと感じたときに試してみていただきたいアイテム。
シンプルなレシピですが、エアコンや紫外線で乾燥した髪をサラサラに仕上げてくれますので、ぜひお試しいただきたいレシピです。
■材料
植物性グリセリン・オーガニック…30ml
お好みのエッセンシャルオイル…6滴
■道具
計量スプーン小さじ[5ml]
計量スプーン大さじ[15ml]
ガラス棒(なければ竹串などでも可)
グリセリンは植物や動物などに広く存在し、私たち人間の体にも含まれており、保湿剤としてポピュラーで幅広く知られています。
保湿剤の中では、重めの感触なので、しっかりと保湿するタイプが好きな肌質には重宝する保湿剤です。
現在の日本ではグリセリンは「医薬品用」「化粧品用」「食品添加物用」「その他」の4種類が主に流通しており、医薬品用のグリセリンは、ひびやあかぎれなどの皮膚症状に、食品添加物のグリセリンは、乾燥食品の保湿剤やチューインガムの軟化剤など、食品の製造や加工に利用されているそうです。
マンデイムーンさんの植物性グリセリン・オーガニックは、有機ココナッツオイルから採取されている「化粧品用」のグリセリン。取り扱いも簡単で、化粧品作りをはじめ、様々な手づくりコスメに使えるアイテムです。
1.ビーカーにグリセリンを計り入れ、お好みのエッセンシャルオイルを加えます。
今回のエッセンシャルオイルは、ローズマリーシネオールとラベンダーのブレンドに。
ローズマリーはヘアケアでは定番のエッセンシャルオイル。保湿効果のあるラベンダーとの相性もぴったりです。
2.オイルとエッセンシャルオイルをしっかり混ぜ合わせたら、遮光瓶や遮光のポンプボトルなどに移して保存してください。
<使い方>
シャンプー後タオルドライした毛先に馴染ませて使います。
つけすぎるとベタつくことがありますので、ドロッパーで1〜2滴程度の少量からお試しになることをおすすめしまます。
朝のセット時や、日中の乾燥した毛先にも使えます。
エアコンや紫外線の影響で、乾燥やダメージが目立つ髪をケアしてくれます。
細くてもつれやすいお子さまの髪にもおすすめです。
お子さまのお好きな香りで専用のものをつくってあげてもいいですね。
ヘアエッセンスは髪につけるものですが、顔に触れることもあるので、加えるエッセンシャルオイルは光毒性のないものを選ぶことをおすすめいたします。
朝の忙しい時間にさっとケアできる寝ぐせ直しスプレー。
お好みの香りでヘアコロンとしても使えます。
■材料
植物性グリセリン・オーガニック …小さじ1/2
ベースウォーター…27ml(精製水またはフローラルウォーターでもOK)
お好みのエッセンシャルオイル:6滴
■道具
ビーカー
計量スプーン小さじ[5ml]
計量スプーン大さじ[15ml]
ガラス棒(なければ竹串などでも可)
ベースウォーターは精製水に防腐効果のある保湿剤、1,2-ヘキサンジオールを加えたもの。
精製水のみよりも、作った化粧品のもちを長くしてくれるので、シーンにあわせて活用させてもらっています。
湿度や気温の高い時期や、持ち運びたいスプレーなどにはこちらのベースウォーターを使うことが多いです。
フローラルウォーターを使う場合、フローラルウォーター自体の香りを楽しむならエッセンシャルオイルを加えなくてもOKです。
エッセンシャルオイルを加える場合は、フローラルウォーターの香りとの相性も見ながら、種類と量を調整してください。
1.計量スプーンにグリセリンを計り、ビーカーに入れます。
2.1.のビーカーにお好みのエッセンシャルオイルを加えます。
3.グリセリンとエッセンシャルオイルをガラス棒で混ぜ合わせます。
4.ベースウォーターをビーカーの30mlのラインまで加えて、ガラス棒でしっかりと混ぜ合わせます。
5.出来上がったスプレー液をスプレーボトルに移します。
6.日付とレシピを記入したラベルを貼って完成です。
<使い方>
しっかりブラッシングしてから、寝ぐせのついたところに髪の内側まで湿るくらいにスプレーし馴染ませます。
必要に応じて、ドライヤーで乾かしながらヘアセットをします。
日中、髪のパサつきが気になる時や、香りを楽しみたいときに軽くスプレーして使うこともできます。
スプレーでケアするとしても、できるだけ寝ぐせがつかないのがいいですよね。
寝ぐせを予防する一番の方法は、髪をしっかりと乾かしてから寝ること。
髪の毛が乾いているときは、髪の中の水素が結合し固まっているので、髪の形は変わりにくいのですが、髪の毛が濡れていると、髪の中の水素の結合が切れて髪の形が変わりやすくなるのです。
さらに、濡れている状態で寝てしまうと、摩擦によりキューティクルが剥がれてしまいダメージを受けてしまいます。
寝ぐせだけでなく、髪のダメージを減らすためにも、お風呂上がりには髪をしっかり乾かしたほうがいいですね。
ドライヤー前に、今回ご紹介したヘアエッセンスや前回ご紹介したヘアオイルをつかってみるのもおすすめです。
また、眠りが浅い方は、寝返りが増え、髪と枕の摩擦により髪へのダメージも増えてしまうそうです。
バスソルトやバスオイルでゆっくりとバスタイムを過ごしたり、お休み前にアロマの芳香浴でリラックス、自分にあった枕や寝具にするなどして、睡眠の質をあげることも大切です。
今回は、ヘアケアアイテムを2種類ご紹介しました。
ヘアケアアイテムは、基本的に毎日使うものですので、頭皮や毛根、髪への負担を減らすためにも、低刺激で安全な材料のものを選びたいものです。
自分の髪質や状態と相談しながら配合を調整したり、シーンに合わせて香りのブレンドを変えたりと楽しんでみてくださいね。
※注意事項
・保存期間は約1か月が目安です。直射日光のあたらない涼しい場所に保管してください。
・肌に合わない場合は使用を中止してください。
ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。
“皮膚刺激少なめ”“高い安定性”“プチプライス”で愛され続けている、保湿剤のスタンダード。
取り扱いも簡単で、初心者の方にもおすすめです。
植物の花、葉、種子、果皮、樹皮、樹脂などから香り成分を抽出した天然のオイル。
アロマテラピーをはじめ、有効成分としてオリジナルコスメづくり、ホームケア等に使用します。
スキンケアアイテムの場合は、オイル(基材)で 1% 程度に薄めて使用します。
化粧品作りには欠かせないガラス製の攪拌棒です。
原料を均一に混ぜる時、溶かす時などに便利です。
上品でフレッシュなラベンダーの香り。
リラックス効果があり、おやすみ前のアロマにおすすめ。
精製水に防腐効果のある保湿剤、1,2-ヘキサンジオールを加えたもの。
作った化粧品のもちを長くしてくれる便利な商品です。
化粧水、美容液、クリームなど様々な用途に。
20~50mlまで量れる耐熱性ビーカーです。
耐熱温度:約120℃
5mlが計量できるステンレス製スプーンです。
15mlが計量できるステンレス製スプーンです。
マンデイムーンのローズマリーシネオール・エッセンシャルオイルは、スペインで栽培されたローズマリーシネオール(Rosmarinus officinalis)の葉を持続可能な方法で収穫し抽出しました。
ローズマリーは浜辺に生息し、花が雫のように見えたことから"Rosmarinus"(海の雫)という学名を持つ植物です。シネオールの成分が多く含まれ、特有のさわやかですっとした香りが特徴です。
エイジングケア効果があるので、スキンケアコスメや石鹸、入浴剤などはもちろん、フェイシャルや全身トリートメントにもおすすめです。