重曹
ベーキングパウダーとして知られる安全な成分で、水に溶かすと弱アルカリ性を示します。
クエン酸を加えてバスボム作りに、酸性の油汚れのお掃除にと幅広くお使いいただけます。
こんにちは。ライターのおおうちです。
日に日に気温もあがり、汗ばむ日も増えてきました。
おうちの中の匂いや湿気も気になる季節ですね。
玄関周りも湿気や匂いを感じやすい場所のひとつ。
今回は靴や下駄箱の消臭に注目して、消臭アロマ&ハーブサシェを作りたいと思います。
材料には、家にあった残り生地や先日ハーブで染めた布巾を使いました。
我が家の場合、卒業して使わなくなってしまった給食用のナフキンや、
愛犬にかじられて履くに履けない靴下などがありまして・・・
捨てるにはもったいないなと思っていたこれらを活用したいと思います!
■材料
(目安量:お茶パック6つ程度)
・重曹 300g
・ドライハーブ(ラベンダー、レモングラスなど)各10g
・お好みの精油 30滴(2~3種をブレンドしてもOK)
・お茶パック(または、出汁パック)6枚
・使わなくなった靴下やハンカチなど(空気を通す素材がおすすめです)
・凧糸や麻紐、リボンなど(輪ゴムでも可)
■道具
・ボウル(またはジッパー袋)
・スプーン(木製がおすすめ)
■作り方
1.はじめにサシェの中身をつくります。
ドライハーブと重曹をはかっておきます。
2.ボウルまたはジッパー袋に重曹とハーブを入れて混ぜます。
混ぜているだけで、ドライラベンダーの香りがふんわりと香って心地よいです。
3.2.に精油を加え、さらによくかき混ぜます。
今回は、ラベンダー、スコッチパイン、パルマローザのブレンドにしました。
4.3.をお茶パックに入れます。
5.今回はお茶パック6つ分ができました。
6.5.を靴下に入れます。
今回は片方に2つずつ入れていますが、靴下や包むもののサイズにあわせてお好みで調整してください。
7.履き口が長すぎるときは内側に折り込んで、リボンで結べば完成です。
■ 使い方
脱いだ靴の中にこのサシェを入れます。
帰宅したばかりなどで靴の中が湿っている場合は、ドライヤーなどで軽く乾燥させてからサシェをいれるとよいです。
また、使用したサシェは、定期的に風通しのよい日陰において乾燥させてください。
水に濡れた場合は、タオルなどで水気を吸い取り、ドライヤーや風通しの良い場所において乾燥させてください。
1.通気性のよい布地を20×30cm程度の大きさにカットします。
今回は、先日ハーブ染めした布巾を半分にカットしました。
サシェの中身を置いて折りたたみます。
写真ではサシェが分かりやすいように折りたたんでいますが、
折り返し部分を長めにとった方が、中身のサシェが飛び出しにくくおすすめです。
2.くるりと巻いたら、折り返してない側の口を紐でしばります。
3.ハーブ染め布巾のハーブサシェの出来上がりです。
こちらはシンプルに凧糸で結んでみました。
両端を結んで、キャンディ包みにすれば、さらに手軽に作ることができます。
靴の中に入れるだけでなく、そのまま下駄箱の棚に置いても良さそうですね。
< 注意事項 >
草木染めの色は日光、アルカリ性(石鹸など)や酸性(汗や果汁)で退色しやすいのでご注意ください。
使用期間は、使い方にもよりますが、2ヶ月〜半年程度ご使用いただけます。
香りが薄くなった場合は、中のサシェの中身に精油を加えてお使いいただくこともできますが、早めのタイミングで、古い重曹はお掃除などに使っていただき、新しいものに入れ替えしていただくことをおすすめします。
◎ティーツリー・エッセンシャルオイル
学名 Melaleuca alternifolia
科名 フトモモ科
細菌、真菌、ウイルスの抑制と免疫構造を刺激する作用をもつティーツリーは
匂いやバイキンの繁殖を抑えたい場所のサシェにおすすめの精油です。すっきりした草木の香りで気分もリフレッシュ。
◎レモングラス・エッセンシャルオイル
学名 Cymbopogon citratus
科名 イネ科
リモネン、ゲラニアール、ネラールを多く含むため、レモンのような香りをもつレモングラス。
主成分のネロールやゲラニオールには防虫作用、強い消毒と殺菌作用があります。
これからの時期、虫除けを兼ねて玄関周りに使うのもおすすめです。
シャープな香りはデオドラント剤としても効果的です。
◎ラベンダー40/42・エッセンシャルオイル
学名 Lavandula officinalis
科名 シソ科
まず1本、の万能精油と言われるラベンダー。
リラックス作用が有名ですが、「洗う」という学名のとおり、清潔にしたい場所にもおすすめです。
マンデイムーンさんのラベンダー40/42とは、リラックス効果をもたらす成分、リナロール(40%)と酢酸リナリル(42%)含むという意味なのだそうです。優しい香りは、衣類のクローゼットや寝室用のサシェにも使いやすい精油です。
◎パルマローザ・エッセンシャルオイル
学名 Cymbopogon martinii var motia
科名 イネ科
ローズにも含まれるゲラニオールを多く含むため、ローズの偽和にも利用されるというパルマローザ。
その香りもローズのようなさわやかさと甘さを併せ持っていますが、実は抗菌・抗真菌の力がとても高い精油です。
マンデイムーンさんのパルマローザは、中でもゲラ二オールを多く含む上等な品種とされる”motia種”なのだそうです。
ベース~ミドルノートの落ち着きある香りはブレンドにもおすすめです。
◎スコッチパイン・エッセンシャルオイル・オーガニック
学名 Pinus sylvestris
科名 マツ科
虫や病気を防ぐためにネイティブアメリカンがその木を寝具に詰めていたと言われているスコッチ・パイン。
抗菌力もあり、やる気をアップしてくれる力もあるので、玄関周りにはぴったり。
さわやかな森林の香りは空気清浄として芳香浴やアロマスプレーのブレンドにも活躍。
サシェの中身は、空き瓶にいれて、下駄箱や流しの下に置いておけば、除湿消臭剤としても使えます。
中身を入れてそのまま置いておいてもいいですが、薄いガーゼや不織布などを一枚かけて縛っておけば、万一倒したときにも安心です。
いかがでしたでしょうか。
揮発性の高い精油と揮発性の低いドライハーブを組み合わせて使うことで、比較的長く香りを楽しめるのでおすすめです。
また、一日履いた靴は、本当は次の日休ませるのがベストですが、このようなサシェを活用することで、より快適にお使いいただけると思います。
お出かけの時は、お気に入りのカゴに入れておいておけば、そのまま消臭材にもなりますね。
今回は、より消臭効果を期待して重曹を使いましたが、
例えば、重曹がなくても、ハーブと精油だけでも寝室や衣類の引き出し用のサシェとしてお作りいただくこともできます。
基本を知っていれば、その時々におうちにあるものをアレンジして作ることができるのがエコアロマクラフトの魅力。
ぜひおうちにあるものを活用してクラフトを楽しんでみてくださいね。
ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。
ベーキングパウダーとして知られる安全な成分で、水に溶かすと弱アルカリ性を示します。
クエン酸を加えてバスボム作りに、酸性の油汚れのお掃除にと幅広くお使いいただけます。
植物の葉や花を乾燥させたもので、ヨーロッパでは古くからホームケアに使用されてきました。
多彩な種類の中から、特に美容に適したものを選んでお届けしています。
オーガニック認証を取得したラベンダーの花を乾燥させたハーブです。
鮮やかな青色で見た目も良く、香りも良いので、アロマワックスなどのクラフトにおすすめです。
レモングラスの葉を乾燥してカットしたハーブです。
肌を引き締める作用があると言われるため、手作りのパックや石鹸のオプションとしておすすめです。
虫除け効果もあると言われているので、気になる場所にポプリとしてお使いいただけます。
植物の花、葉、種子、果皮、樹皮、樹脂などから香り成分を抽出した天然のオイル。
アロマテラピーをはじめ、有効成分としてオリジナルコスメづくり、ホームケア等に使用します。
スキンケアアイテムの場合は、オイル(基材)で 1% 程度に薄めて使用します。
シャープですっきりとした清潔感のある香り。
抗菌作用があり、季節の変わり目などの鼻やのどのケアに。
上品でフレッシュなラベンダーの香り。
リラックス効果があり、おやすみ前のアロマにおすすめ。
バラのような優雅な香りで気分を高揚させてくれます。気分を明るくしたいときにおすすめです。
森林浴をしているようなリフレッシュできる香り。
自信を取り戻して肯定的な気持ちを取り戻してくれます。
ハーブ調でさわやかなレモンの香り。
収れん効果、オイリー肌の改善効果があるため、スキンケアコスメや石鹸、入浴剤などはもちろん、フェイシャルや全身トリートメントにもおすすめです。
また虫の嫌いな成分が含まれる為、虫除けスプレーやキャンドルにもよく配合されます。