アンゼリカ・エッセンシャルオイル
天使のハーブとも呼ばれるアンゼリカの根から抽出されるエッセンシャルオイルです。心のバランスを整えて安定させたいときや、肌荒れやエイジングケアにもおすすめです。
皆さんこんにちは!アロマセラピストのうのかです。
自分が生まれた誕生月のエッセンシャルオイルを調べたことはありますか?
「この誕生月だからあなたはこのエッセンシャルオイル」という決まったものではなく、季節ごとに咲く数多くの花や植物の中から、「本来の自分への気づき」を感じることができるエッセンシャルオイルを見つけることができたら、それはあなたのためだけの香りになります。
今回のコラムでは、誕生月別に咲くお花や植物のイメージ、そして暦の流れから見た誕生日別のエッセンシャルオイルを選定しました。
本当の自分を探すための香りの旅を始めましょう。
1月生まれのエッセンシャルオイルは、「温かみ」を感じる香り。
ポインセチア、クリスマスローズ、梅といった赤系のお花が咲く頃で、寒い季節に赤いお花を見ると体も心も暖かくなってきますね。
このイメージの香りは、
です。
気温が低い季節になると手足が悴んでしまい、身動きをとることも億劫になりがちですが、温かくなる作用も伴ったエッセンシャルオイルを使って心身の冷えも取り除けます。
2月生まれのエッセンシャルオイルは、「春の訪れ」を予感させるイメージの香り。
寒さの中に少しだけ肌で感じられる春の空気を思い出してくれる香りは、
です。
2月は、旧暦で「新しい年の切り替わりの月」でもあります。
新しい始まりと、今までのものを終わらせることが同時に起きる時期と言われていて、それが次の新しい年へのステップアップになります。
寂しさよりも前向きな気持ちにさせてくれる甘い香りが落ち着きを取り戻してくれます。
3月生まれのエッセンシャルオイルは、「決断をさせてくれる」香り。
出会いと別れだけではなく、子供から大人になっていく自分を恥ずかしがらずに受け入れ、前進する決断ができる気持ちにさせてくれる香りは、
・ジャスミン
・アーモンド
です。
この2つの花につけられている花言葉は、「希望」や「旅立ち」です。
前進力を強めてくれて、自立や独立の決断をしてくれそうな気持ちになります。
4月生まれのエッセンシャルオイルは、「元気・明るさ」をイメージした香りです。寒くて厳しい季節が終わり、やっと本当の暖かい春の訪れを感じると、なんだか心が躍るような気分になります。
明るさや元気をイメージさせる香りは、
です。
成熟した大人の中にある子供心を思い出させてくれる香りです。
5月生まれのエッセンシャルオイルは、初夏を感じさせてくれる香り。
この季節はたくさんのお花が咲く頃ですね。
街を歩いて色とりどりのお花を見るだけでも気分が上がってきます。
この誕生月の香りは、
です。
5月はエッセンシャルオイルの女王・ローズが強く咲き誇る時期で、ハーブも元気に成長する時期でもあります。
春の柔らかな気候を残しながらも、夏の日差しの記憶を蘇らせてくれ、「成長・いい予感」を感じさせてくれます。
6月生まれのエッセンシャルオイルは、梅雨のどんよりとした空模様と同じ心模様になることを少しでも軽減できるよう、スッキリとした香りを。
です。
初夏が過ぎ、夏本番前にやってくる雨の暦。
心がどんよりすると体もどんよりします。
それを払拭するためにも、スッキリ系の香りで自らのパワーを取り戻しましょう。
7月生まれのエッセンシャルオイルは、「夏を楽しむ」イメージ。
眩しい日差しと澄み渡った青空の下で夏を満喫してるイメージの香りは、
です。
エキゾチックな香り、南国風の香りで短い夏を楽しむ香りを。
8月生まれのエッセンシャルオイルは、旧暦では秋の始まりですが、残暑が厳しい時。
心も体も夏の疲労が溜まりやすく、そして夏の思い出を噛み締めて秋を迎える準備をする時期です。
夏の終わりはなんだか寂しい気持ちになりますが、寂しさよりも素敵な思い出を心に刻んで次の季節を迎えるイメージの香りは、
です。
体の面では夏冷えで浮腫が出やすいので、体内に溜まった水分をデトックスしてスッキリしましょう。
9月生まれのエッセンシャルオイルは、「深まる秋」のイメージ。
紅葉が始まり、青々しかった木々が深みのある赤い色に変わります。
この生まれ月の香りは、
です。
秋の季節は短いですが、短い季節の中にも楽しめることがたくさん詰まっています。
春の赤い色とか違う甘くて温かい香りとともに秋を満喫しましょう。
10月生まれのエッセンシャルオイルは、「冬が始まることへの期待を胸に膨らませる」イメージ。
風が冷え切ってくるこの時期は、体温調節は必須です。
この誕生月の香りは、
です。
10月は、季節の変わり目の中で最も変化への順応が苦しいと感じる時です。
苦しいことを苦しいままにしておくのではなく、苦しいことから解放する思考にしましょう。
11月生まれはのエッセンシャルオイルは、「冬の訪れを喜ぶ」イメージ。
寒い季節は苦手という方が多いですが、澄んだ空気の中で見る景色や星空はとても素敵なことに気づかされます。
寒さに凍えて背中を丸めて歩くより、上を向いて歩けるような香りは、
です。
11月は「立冬」と「小雪」という暦がありますが、木枯しが吹き、冬を実感できる時期です。ミルラやシナモンは季節の変わり目に生じやすい心の疲労感を包み込むような香りで取り除いてくれます。
12月生まれのエッセンシャルオイルは、「冬の到来を喜ぶ」イメージ。
澄んだ空気の中で見上げた星空は、どの季節よりも綺麗です。
寒さで背中をかがめながら歩くより、上を向いて歩けるような香りを。
心を温めるだけではなく、包み込んでくれる優しい香りを嗜むことで、寒さからくる寂しさが解放できます。
今回は誕生月別に最適なエッセンシャルオイルを選定しました。
自分自身は自然の中のうちの一つであって、暦のサイクルと共に暮らしています。
不安から来る寂しさや孤独感を感じるとき、自然の恵みに触れてみると、「自分は一人ではない」ということが実感できるでしょう。
自分の誕生月のエッセンシャルオイルは今回選定したものが全てではありません。
季節を肌で感じ、目で花や植物を見て自分で選べるものですので、是非参考にして自分に合ったエッセンシャルオイルを見つけてください。
ライター:うのか
AEAJ認定アロマセラピスト / 占術研究家。アロマテラピーとハーブを普段の暮らしの中で工夫しながら取り入れることをライフワークにしています。犬と生活しているのでペットアロマにも関心があります。
天使のハーブとも呼ばれるアンゼリカの根から抽出されるエッセンシャルオイルです。心のバランスを整えて安定させたいときや、肌荒れやエイジングケアにもおすすめです。
シナモンやカルダモンと同様に、ジンジャー(ショウガ)は、食品や飲料の原料として、またアーユルヴェーダや漢方としてよく用いられてきました。
ジンジャー・エッセンシャルオイルは、化粧 品、スキンケアの用途に最適です。これらに配合する場合は、濃縮されたジンジャーCO2抽出物 ではなく、本品のような水蒸気蒸留法で抽出されたジンジャー・エッセンシャルオイルが推奨されます。
オーストラリアの乾燥した森林地帯に生育する、フサアカシアの花から抽出されたエッセンシャルオイルです。フルーティでみずみずしい香りをもち、香りの持続力も高いため、石けんや練り香水の香りづけにぴったりです。また、余分な皮脂を取り除き、肌をもっちりと柔らかくする働きをもつため、フェイスオイルやボディーオイルにプラスしても。
インドやアラブ地域で媚薬として使われてきた香りで、クレオパトラが愛した香りとも言われています。
花の女王といわれるジャスミンの香りは、官能的でエキゾチックなフローラルノートです。ほんのりとムスクやクマリンのような甘く重い香りも感じられます。エキゾチックノートの中ではとてもバランスの良い女性的な香りです。
自信を取り戻し、ストレスや緊張を和らげたいときにおすすめです。
オレンジのみずみずしく甘酸っぱい香り。
エネルギーがなくなった時などに気分を明るくしてくれます。
アジアに自生する橙色の花から抽出されるオスマンサス・エッセンシャルオイルは、熟した桃やアプリコットを彷彿とさせる、豊かで甘くフルーティーな香りが特徴。
落ち着き、高揚感、幸福感を与える香りで、瞑想やヨガなどにもよく使われる。古くからヨーロッパでは潜在意識を高めて願いを叶える香りと言われてきた。
体内の酸化を防ぐ効果があると言われ、薬膳の分野では桂花と呼ばれ食用花として愛されている。
沖縄で栽培された月桃の葉からわずかしか採れない貴重なエッセンシャルオイルです。
ややスパイシーで甘く、濃厚な香りです。
季節の変わり目などの鼻やのどのケアに。また、お肌を柔らかくする効果もあり、スキンケア化粧品への使用もおすすめです。
ローズの香りにとてもよく似ていますので、ローズの代用としてもよく使われます。
年齢肌のトラブルや肌荒れに特に効果を発揮しますので、マッサージオイルやハンドクリームにプラスしてご活用ください。肩こりなど疲れている時のボディトリートメントにも最適です。また心のバランスを整えて安定させたいときに部屋に香らせるのもおすすめです。フローラル、シトラス、ウッディなどほとんどのノートと調和しますので、1本持っているとたいへん重宝します。
気品漂う甘く上品なローズの香り。
心を安定させたいとき、贅沢な気分を味わいたいときにおすすめです。
上品でフレッシュなラベンダーの香り。
リラックス効果があり、おやすみ前のアロマにおすすめ。
マンデイムーンのローズマリーシネオール・エッセンシャルオイルは、スペインで栽培されたローズマリーシネオール(Rosmarinus officinalis)の葉を持続可能な方法で収穫し抽出しました。
ローズマリーは浜辺に生息し、花が雫のように見えたことから"Rosmarinus"(海の雫)という学名を持つ植物です。シネオールの成分が多く含まれ、特有のさわやかですっとした香りが特徴です。
エイジングケア効果があるので、スキンケアコスメや石鹸、入浴剤などはもちろん、フェイシャルや全身トリートメントにもおすすめです。
フレッシュなレモンの香り。
集中力を高める効果があり吸入や芳香浴により鼻やのどのケアにもおすすめです。
甘くスパイシーな香り。心を落ち着かせ、穏やかにする効果が期待できます。
お肌のハリ、弾力にアプローチするとされ、エイジングケア化粧品への使用もおすすめです。
マンデイムーンのシダーウッドアトラス・エッセンシャルオイル・オーガニックは、モロッコのアトラス山脈の森に自生するシダース アトランティカ(cedrus atlantica)の樹木から抽出しました。別名 アトラスシダー、アトランティックシダーとも呼ばれています。
強さと平和な支配を意味することで有名なアトラス シダーウッドは、柔らかさと力強さを併せ持ち、さまざまな用途があるため、穏やかな巨人として知られています。これらの木はモロッコの土地に自生し、何世紀にもわたってアフリカと中東に植えられています。高さ140フィート以上に成長し、青みがかった緑色の葉と円錐形の特徴的な樹形を持ちます。
古代エジプトでミイラを作るときに使われたというミルラの樹脂を蒸留して抽出されたエッセンシャルオイルです。
スモーキーで落ち着いた香り。
気持ちを落ち着かせ、意識をクリアにします。
森林浴をしているかのような清々しくすっきりとした香り。
心身を温める効果や、消臭効果が期待できると言われています。
スリランカに野生する常緑樹、セイロンニッケイの葉から抽出されたエッセンシャルオイルです。シナモンバーク(樹皮)エッセンシャルオイルの甘い香りに比べ、爽やかでスパイシーな香りをもちます。
天然のフェノール化合物、オイゲノールを主成分とし、活性酸素に対して効果的にアプローチすることが知られています。エイジングケアにおすすめです。また、気分を高揚させる作用をもつため、疲れたときのメンタルケアにも
暖かみのある香りから、ギリシャの愛の女神アフロディテから与えられたと言い伝えのあるエッセンシャルオイルです。
心を鎮めてリラックスさせたいときにおすすめです。
古くから親しまれるミント(ハッカ)のすっきりした香りです。
少し刺激が強めの精油ですので、使用は低濃度からお試しください。
季節の変わり目などの鼻やのどのケアに。ぼんやりした頭をすっきりしてくれる効果もあるので、乗り物に弱い方や時差でリズムが乱れた方にもおすすめです。
フルーティー、ウッディ、スパイシー、ほんのりバルサムノートを持つ、甘くフローラルな香りは香水業界でとても人気があります。皮脂バランスを調整してくれるため、乾燥肌、オイリー肌どちらのケアにも最適です。またヘアケアにも効果的で、ヘッドスパにもおすすめです。
イギリスで持続可能な方法で有機栽培されたカモミールローマンの花から抽出しました。
ベリーやリンゴのようなフレッシュフルーティーノートとおだやかなグリーンノートを持つたいへんすばらしい香りです。