光老化をストップ。アーティチョークエキス
スキンケア
2021.5.11

光老化をストップ。アーティチョークエキス

注目の美容成分「アーティチョークエキス」

こんにちは。ライターの米沢です。

アーティチョークという野菜をご存じでしょうか?名前は聞きなれないけれど、写真を見たらピンときたという方も多いと思います。
アーティチョークはつぼみを加熱して食べる西洋野菜で、ゆり根やクワイのようなホクホクした食感があり、ヨーロッパでは定番の野菜だそうです。
食品として認知されているアーティチョークですが、その葉から抽出された植物エキスに美容に嬉しい効果があるとわかって、最近注目されています。

今回は、アーティチョークエキスの驚きの効果をご紹介します。

光老化に関与するNF-κB

お肌が紫外線を浴びると、メラニン色素が生成されて日焼けやしみになったり、コラーゲンが分解されてたるみやシワになったりします。この現象はお肌の「光老化」と呼ばれ、すでによく知られています。

エイジングケアの研究で、この「光老化」に、細胞の中にある「NF-κB(エヌエフ-カッパービー)」というタンパク質の一種が関与していることがわかってきました。
紫外線の刺激でNF-κBが活性化すると、メラニンの生成やコラーゲンの分解などを促進したり、毛穴の開きや黒ずみを増やしたりしてしまうのです。

このNF-κBの機能がオンになっているか、オフになっているかで、ダメージが変わってくるということですね。

有効成分「シナロピクリン」の効果

アーティチョークエキスに含まれている「シナロピクリン」がNF-κBのはたらきを阻害してくれることが、研究によりわかりました。
紫外線ダメージによる光老化を防ぐためには、今までは日焼け止めを塗って外側からカバーするしかありませんでした。ですがアーティチョークエキスなら、紫外線を受けた肌がメラニン色素を生成するのを抑え、光老化を根本的に防いでくれるのです。
今までになかった美容成分として、アーティチョークエキスが注目されているのも納得できますね。

4月からは、強いエネルギーを持つUV-B(紫外線B波)の量がどんどん増えてきます。これからの季節、紫外線ダメージのスイッチをオフできるアーティチョークエキスは、ぜひスキンケアに加えたい美容成分です。

アーティチョークエキスの使い方

アーティチョークエキスは、水系のベースに溶かして使います。さらっとしていて匂いも特にないので、気軽に使っていただけます。

スキンケアをする時に、手のひらに化粧水やフローラルウォーターをとり、アーティチョークエキス数滴をちょい足しする「手のひらdeコスメ」。これが一番簡単な方法です。
アーティチョークエキスのボトルには1滴ずつ落ちるドロッパーが付いているので、計量する手間もなく、上質なスキンケアを簡単に楽しめます。

少し時間がある場合は、フローラルウォーターやベースウォーター、または精製水50mlに、アーティチョークエキス0.5~2.5mlを加えれば、光老化にアプローチする化粧水が簡単に作れます。
アーティチョークエキス

日焼け止めにはラズベリーオイル

外出する日は、UV効果が最大SPF50ともいわれるラズベリーオイルをつけています。白浮きするサンスクリーン剤は苦手でしたが、ラズベリーオイルは透明なのでその心配もありません。ラズベリーオイルのおかげで、もう何年も日焼けとは無縁です。
未精製なのでラズベリーの甘酸っぱいようなハーブのような香りがします。これは豊富な植物の恵みが壊れずに入っている証拠です。嬉しい美容成分が沢山含まれているオイルなので、日焼けケアをしながらスキンケアできるのも気に入っています。

アーティチョークエキスとラズベリーオイルを一緒に使えば、紫外線ダメージからお肌をしっかり守ってくれる鉄壁のスキンケアになりますね。

紫外線ダメージのリセットも一緒に

紫外線を浴びてしまってダメージが気になる時は、ダメージをリセットしてくれる美容成分もスキンケアに一緒に加えましょう。
マンデイムーンでは、APPS(アプレシエ)キウイエキスコショウソウ芽エキスなど、メラニンにアプローチして肌の透明感をアップする美容成分が販売されています。
予防+リセットの紫外線ケアで、紫外線の増えてくる春も透明感のある肌をキープできます。

紫外線に対するケアは春先からスタート

春先は気温変化や花粉で肌トラブルが噴出し、ついつい紫外線ケアは後回しにしがち。
ですが、UV-A(紫外線A波)は春先に急増し、4月には真夏とほとんど変わらない量になっているのです。UV-Aを浴びると肌の線維芽細胞が破壊され、肌のハリ・弾力が失われてしまいます。
UV-Aは透過力が高く、窓ガラスもすり抜けてしまうため、完全に防ぐことは困難です。
そこで、今までの日焼け止めを使ったスキンケアに、アーティチョークエキスをプラスしてみましょう。日焼け止めをすり抜けてしまった紫外線によるダメージを、シナロピクリンが丁寧にカバーしてくれます。

古代ローマの時代から人々に愛されてきたアーティチョークの力を借りて、紫外線に負けない健やかな肌を保ちましょう!


 


ライター:米沢けい子
アロマテラピー検定1級やアロマテラピーアドバイザーなどの資格があり、癒されながら美しく健やかに過ごせるようにアロマテラピーを日常に活用しています。犬も飼っているので口にしても安心か気をつけています。