ローズマリー・エッセンシャルオイルとは
記憶の香りともいわれる“ローズマリー”は
数年前にも認知症を予防改善する香りとして話題になりました。
スパイシーですっとした清廉な香りは
凛とした女性のイメージです。
そのままでも素敵な香りですが、ブレンドして楽しむのもおすすめです。
・レモンやベルガモットなどのシトラス系
・ミントやラベンダーなどのハーブ系
これらの香りと相性がよく
お互いに引き立てあって、とてもさわやかな香りを醸し出します。
集中力を高める効果もありますので
勉強部屋や仕事中に香らせるのも良いでしょう。
ローズマリー・エッセンシャルオイルのさまざまな効果とは
スキンケアに
ローズマリー・エッセンシャルオイルは、美容効果も高く、ハンガリー王妃とローズマリーの逸話は有名です。
14世紀の中世ヨーロッパ時代、
70歳という高齢に加えリウマチかあるいは現代でいう痛風に悩まされていた
ハンガリーの王妃であるエリザベート1世のために
イタリア修道院から、ローズマリーをアルコールに漬け蒸留されたものが献上されました。
エリザベート1世はその蒸留水をえらく気に入り
体に塗ったり、また飲用水として飲んだりしたともいわれています。
やがてエリザベート1世は魔法のような蒸留水のおかげで元気と若々しさを取り戻していったそうです。
この魔法のような蒸留水こそが
“ハンガリアンウォーター”の始まりとされています。
筋肉痛や肩こりがひどいときに
ローズマリー・エッセンシャルオイルをシアバターに混ぜたものでマッサージすると
翌日はずいぶん楽になります。
ヘアケアに
またローズマリーは黒髪を輝かせるとも言いますので
ヘッドマッサージやトリートメントに加えるのも良いと思います。
ちなみに明るい色の髪にはカモミールが良いのだそうです。
エッセンシャルオイルの扱い方
エッセンシャルオイルの量は必ず全体量の1%以内にしてください。
(完成量50mlの場合0.5mlまで/1滴約0.05ml)
エッセンシャルオイルの原液が直接肌に触れないようにしてください。
何かと使い勝手の良いローズマリー。
一家に一本備えておいてはいかがでしょうか。
ローズマリーシネオール・エッセンシャルオイル
お子様も楽しめるエッセンシャルオイルとは
最近、エッセンシャルオイルに関するご質問をよくいただきます。
皆さん、おうち時間の過ごし方も色々考えられているのか
アロマに関心が高まっているようです。
とても素晴らしいことだと思います。
そんな中、乳幼児とアロマについてご質問をいただきました。
エッセンシャルオイルは植物の成分がぎゅっと濃縮されているため
とても効果の高いものです。
まだ未熟な乳幼児には少し強すぎることもありますので
3歳未満では
肌に直にマッサージなどで使用することは避けて芳香浴のみに留めましょう。
3歳を超えれば、マッサージやアロマバスも楽しめますが
大人より敏感なので、量は半分以下にしましょう。
いつもは2,3滴入れている場合は1滴に抑えて
できるだけ少なめにしてください。
お子様にご使用いただける香り
カモミール
ティーツリー
ラベンダー
ベルガモット
オレンジスイート
レモン
ペパーミント
など。
大人以上に香りに敏感で好みが強いので
本人が良い香りと感じるものを低濃度で使いましょう。
またその日の体調によっても、香りの好みが微妙に変わります。
毎日コミュニケーションを取りながら楽しむといいですね。
兄弟げんかをしている時に
アロマスプレーを2人の間にシュッとひと吹きすると
「あれ、これ、何の香り?」
と気がそがれて、けんかがおさまる
というお母さまのお話を伺ったことがあります。
アロマでけんかの仲裁なんて素敵ですよね。
アロマが特別なことではなく
生活の一部になるといいですね。