ホイップドバターのふわふわ保湿クリーム
スキンケア
2023.2.16

ホイップドバターのふわふわ保湿クリーム

こんにちは。ライターのおおうちです。

寒くなり、暖房や外気の乾燥でお肌の乾燥が気になる時期になりました。
そんな季節に大活躍なのがバターです。

コスメのバターといえば、シアバターが有名ですが、その他にもカカオバターや米糠のバターなど、様々な種類があります。
いずれも基本は常温で固体の状態なので 、体温で温めて、とろけていくのを感じながら、ボディやフェイスなどのケアをするのも楽しいのですが、
今回は使い心地をアップさせるため、バターをホイップしてふわふわのクリーム状にした保湿クリームを作りたいと思います。

実は、この寒い時期だからこそ作りやすいレシピなので
ぜひこの機会に試してみてくださいね。

コスメ基材のバターとは

「バター」と聞くと、食品のバターが想起されやすいですが、コスメ基材としてのバターは植物の実からつくられた固形のオイル。
市販されている化粧品にもバターを使ったものは多いですが、その魅力は、そこに含まれる栄養分の高さ。種類にもよりますが、バターには抗酸化成分や必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。お肌や髪に大切な成分を含み、さらに、有効成分を封じ込めるちからもあるので、乾燥ケアや、栄養分をしっかり閉じ込めておきたいコスメにはおすすめの基材です。

ホイップドバターのふわふわクリーム

< 材料 >
シアバター…15g
アルガンオイル・オーガニック…10g
ブルターニュ海藻エキス…3ml(1/10スプーン3杯)(なくてもOK。お好みの油溶性スキンケア成分にアレンジできます。)
エッセンシャルオイル…1〜3滴(なくてもOK。)

< 作り方 >

1.小さめの容器を準備し、エタノールで消毒をしておきます。マンデイムーンさんのスプレーヘッド付きのエタノールは、クラフトの道具を消毒するのに便利なので、クラフト作りには必ず常備しています。

2.次にシアバターとアルガンオイルを計量しておきます。今回はアルガンオイルの栄養分を取り入れたいので、未精製のものを使用しましたが、エッセンシャルオイルで香りづけして、アロマの香りを楽しみたい方は精製のものをおすすめいたします。

3.湯せん用のボウルにお湯をはります。熱湯だとバターが溶けすぎてしまうので、50~60℃くらいが目安です。

4.お湯の温度が50℃くらいになったら、シアバターの入った容器を入れ、湯煎しながら、ガラス棒やスプーンなどで塊をほぐしていきます。

5.ある程度柔らかくなったら、ハンドミキサーで混ぜていきます。バターが柔らかくなる程度で溶けきる前に湯煎からおろして、さらに混ぜます。

6.全体が滑らかになったら、先に計量しておいたアルガンオイルを入れます。(数回に分けていれてもOKです。)

7.次に計量スプーンにブルターニュ海藻エキスを入れます。今回は、乾燥とともに肌のハリが気になっていたので、老化加速タンパク「プロジェリン」の分解を加速してくれるというこちらのエキスを入れました。お好みによって加えるスキンケア成分をアレンジしていただけます。(油溶性のものがおすすめです。)

8.さらにハンドミキサーで混ぜていくと、徐々にふわふわの生クリームのような状態になっていきます。

9.角が立つようなクリーム状になったらできあがりです。

10.消毒しておいた容器に入れて保存します。

<使い方>
適量を手にとり、お肌の気になる部分に塗布します。
体温でとろりと溶けてきますので、軽くとんとんと馴染ませてください。フェイスだけでなく、乾燥による年齢肌が気になるハンドケアにもおすすめです。

アレンジレシピのご紹介

マンデイムーンさんはバターの種類も豊富なので、アレンジの幅も広がります。
今回は目的別のアレンジレシピをご紹介します。

透明感のある肌を生み出す、栄養たっぷりのフェイスケアクリーム

ライスブランバターモリンガオイルタマヌオイル

天然成分のビタミンEやガンマオリザノールを含む、お米から作られるライスブランバターに、奇跡の木と呼ばれるほど栄養価の高い植物、モリンガの種子から抽出されるモリンガオイルをブレンド。高い抗酸化力と保湿力をもつボタニカル グリーンのタマヌオイルをプラスすれば、お肌のサビを予防して、透き通ったもっちり肌に。
お好みで、パルマローザサンダルウッドなどのエッセンシャルオイルを加えて。

オイリー肌から乾燥肌まで幅広く使える、気分あがる万能クリーム

オレンジバターアプリコットカーネルオイル

リモネンを含み皮脂調節をしてくれるオレンジバター。オレンジの香りが濃厚なので、単体でも香り豊かなケアバターとして使えて、私も大好きなバターのひとつです。肌の新陳代謝を促し、肌荒れケアもできるアプリコットカーネルオイルのブレンドで、お肌を選ばない万能クリームに。オレンジの香りで気分も明るく、リフレッシュできるクリームにしあがりますよ。

ボディマッサージにおすすめのスリミングケアクリーム



アボカドバター+ホホバオイル・精製
エッセンシャルオイル(ジュニパーベリーサイプレスグレープフルーツ

アボカドバターは他のバターより柔らかめのバター。常温で柔らかい固体なので、ブレンドするホホバオイルの量は、基本レシピより少なめにするのがコツです。
ビタミンA、E、ミネラルを豊富に含んでいるので、マッサージとともに肌ケアもできます。
皮膚を柔らかく保ち、代謝を促進してくれるホホバオイルとのブレンドで、なめらかなケアクリームに。
よりシェイプアップを意識するなら、老廃物の代謝をうながしてくれるジュニパーベリーやサイプレス、脂肪の分解を助けてくれるグレープフルーツなどのブレンドもおすすめです。

 

エイジングケアクリーム

クランベリーバターホホバオイル・精製+ブアメラオイル

クランベリーの果実末を植物油脂とブレンドしたクランベリーバターにはビタミンCがたっぷり。バリア機能も高く、ハリと弾力をもたらす「ワックスエステル」が主成分のホホバオイルとのブレンドでエイジングケアのクリームに。
お好みで、世界で最も肌サビケア効果の高い成分を含むといわれるブアメラの果実から低温圧搾で抽出されたブアメラオイルや、皮脂だけでなくホルモンと心のバランス調整をしてくれるエッセンシャルオイルのゼラニウムなどの組み合わせもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。

いろいろなバリエーションをご紹介しましたが、まずは基本のレシピでお試しになっていただき、慣れてきたら、今日はオイルを変えてみようかな、今回はこのスキンケア成分をプラスしてみようかな、と少しずつアレンジの幅を広げてみていただければと思います。

作って楽しい、使って実感のホイップドバターのクリーム、ぜひお試しくださいね。

 

 


 


ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。

コラムで紹介した商品

ライスブランバター

ライスブランバター

日本人にとって最も親しみのある食物「お米」から生まれたバター。伸びが良くなめらかで、べたつかないのにしっとり潤います。
保湿力が高く香りも少ないので、ハンドクリームやリップクリームの材料としてもおすすめです。
体温で溶かしながら、クリームとしてお使いください。オイルをブレンドすると柔らかく伸びのよいクリームになります

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モリンガオイル・精製・オーガニック

モリンガオイル・精製・オーガニック

奇跡の木と呼ばれるほど栄養価の高い植物、モリンガの種子を低温圧搾して抽出されたオイルです。別名「ベンオイル」とも呼ばれ、植物オイルの中でも珍しい「ベヘン酸」を含むのが特徴です。ベヘン酸は乳化作用のある成分で、水分と栄養素をお肌にしっかりと届ける役割をします。真珠のように光沢感のあるオイルで、お肌になめらかさを与える効果が期待できます。

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タマヌオイル・未精製・オーガニック

タマヌオイル・未精製・オーガニック

ほんのりとナッツの香ばしい香りがし、深緑色をしています。産地では肌の健康と透明感を促進するためにタマヌオイルを使用しており、ベビーオイルとしてもよく重宝されています。
乾燥からくるシワやニキビのできやすい肌のケア、肌の赤み、ストレッチマーク、UVケアにおすすめです。またひまし油と同じように、髪の質感を改善し、ハリのある髪へと導きます。
素早く浸透し、べたつかず軽い仕上がりのオイルです。

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ジュニパーベリー・エッセンシャルオイル・オーガニック

ジュニパーベリー・エッセンシャルオイル・オーガニック

ほんのり甘みのある、フレッシュでシャープなウッディバルサムノートで、お酒の”ジン”の香りづけに使われています。
体のめぐりを促す効果があるため、ダイエット中の全身トリートメントにおすすめです。肌質改善効果もあるため、美容オイルへの配合もおすすめです。
また、不安な気持ちを落ち着かせ、落ち込んだ気分を高揚させてくれる香りです。気分をスッキリさせたいときや集中力を高めたいときにもおすすめです。

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