季節を感じる香りコスメ〜秋〜

こんにちは。アロマセラピストのうのかです。

暑かった夏からすっかり秋の空模様となり、お出かけするにはちょうど良い季節となりました。

秋に咲くお花は大人っぽい花色で可憐な咲き方をし、香りも奥深さを感じます。

今回は秋に最盛期を迎えるお花から採れるエッセンシャルオイルの紹介と、それを使用した香りコスメのレシピをお伝えします。

秋に最盛期を迎える花々の香り

秋に咲くお花は見た目の姿以外に香りも特徴的なので、フレグランスやコスメに採用されることが多いです。中でもカーネーションとオスマンサス（金木犀）から採れるエッセンシャルオイルは、濃厚な甘さと植物特有の青っぽい香りやスパイシーな香りが混ざり合い、ノスタルジックで奥ゆかしい香り。これからの季節の訪れの喜びを感じさせてくれます。

カーネーションAbs.

母の日に贈る花として知られているカーネーションは春から初夏の花のイメージがありますが、実は4月〜6月の開花期以外にも、と10月〜11月にも綺麗な花を咲かせる四季咲きの品種があるので、秋の花として鑑賞を楽しむこともできます。

カーネーションはナデシコ科の花で観賞用として栽培されてます。エッセンシャルオイルになる花は観賞用と精油用と分かれていることがありますが、カーネーションAbs.は観賞用の花から抽出されてます。

カーネーションAbs.の香りは「甘さと青さとスパイシー」の3つが混ざり合ったような香りで、どこかムスク香のような残り香があり、上品さと大胆さを兼ね備えた香りとなっています。

オスマンサスAbs.

日本では「金木犀」の名前で知られているオスマンサス。
丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者の人にも人気の庭木です。
樹高が8mほどにまで成長し、9月〜10月にはオレンジ色の小花から強い芳香を放ちます。また、低温多湿の気候や夜間に芳香が強くなる特徴を持っています。

開花期になるとオスマンサスの香りのフレグランスや芳香剤やコスメが販売されているのを見かけますが、中国ではオスマンサスの花を使用したお茶やお酒もあり、香りの楽しみ方の用途が広い植物です。

オスマンサスAbs.の香りは秋の季節に街を歩いているとどこかの家の庭から漂ってくる金木犀の花の香りと同じで、濃厚な甘さの中に懐かしさを感じます。

秋の香りを使ったアロマネイルオイルのレシピ

今回ご紹介した2つの秋の香りのエッセンシャルオイルを使用して、アロマネイルオイルを作ってみましょう。

＜アロマネイルオイルの基本の作り方＞

材料
・ホホバオイル・精製…4ml
・エッセンシャルオイル…1滴
・ドライハーブ(ローズレッド、コーンフラワー)…適量

道具
・クリアガラスボトル・ロールオン・黒キャップ
 ・ビーカー
 ・ガラス棒

＜作り方＞

1.ビーカーにホホバオイルとエッセンシャルオイルを入れて混ぜる

2.1の半分の量をクリアガラスボトル・ロールオン・黒キャップに入れ、ドライハーブを入れる

3.ビーカーの残りのオイルをボトルに入れて出来上がり

誰でも簡単に作れるアロマネイルオイルにドライハーブを入れると、小さなハーバリウムのような仕上がりになります。ドライハーブはお好みのものを選んで、オリジナルのデザインにして1つの作品を作っているような感覚で楽しんでみましょう。

指先に秋の香りをつけてお出かけしてみましょう

アロマネイルオイルはこれからの季節の指先の乾燥対策や保湿にぴったりの香りコスメです。コスメポーチの中にそっと忍ばせることができる大きさなので、外出先でいつでも使えます。

普段のネイルケア、そして指先の香りのおしゃれとして秋の香りコスメを活用してみてくださいね！

ライター：うのか
アロマセラピスト/ アロマテラピーとハーブを普段の暮らしの中で工夫しながら取り入れることをライフワークにしています。人へのアロマの他にペットアロマにも関心があります。コラムではできるだけ毎回違うものをご紹介します。

« 前へコラム一覧次へ »

コラムで紹介した商品

カーネーションAbs.・エッセンシャルオイル

カーネーション・アブソリュート・エッセンシャルオイルは、フランスで持続可能な方法で栽培されたカーネーションの花から抽出しました。
カーネーション・アブソリュートは、メンズフレグランスに、温かみのあるスパイシーなフローラル調の香りをプラスするためによく使われます。

商品ページへ

オスマンサスAbs.・エッセンシャルオイル・野生種（キンモクセイ）

マンデイムーンのオスマンサス・アブソリュート・エッセンシャルオイル・野生種（キンモクセイ）は、中国で自生するキンモクセイ(Osmanthus fragrans)の、橙色の花を持続可能な方法で収穫し抽出しました。
香りに様々なノート（香調）を含むため、キンモクセイ１種類だけですばらしい香水になります。一時期キンモクセイの香りと称して、合成香料が配合されたサニタリーアイテムが出回りましたが、それとはまったく異なる香りです。自然のキンモクセイの香りをぜひ一度お試しいただきたいと思います。
熟したピーチやアプリコットを思わせる、あまやかでフルーティーフローラル調に、かすかにレザーやグリーン調のアンダートーンが香りに奥行と上品さを添えています。

商品ページへ