お好みのハーブ
植物の葉や花を乾燥させたもので、ヨーロッパでは古くからホームケアに使用されてきました。
多彩な種類の中から、特に美容に適したものを選んでお届けしています。
こんにちは。ライターのおおうちです。
暦の上では春を迎えましたが、まだまだ冷えを感じる日も多いですね。
今回は、そんな時期におすすめのハンドバス(手浴)をご紹介します。
手先の冷えだけでなく、冷えからくる肩こりでお悩みの方にもおすすめです。
手軽にできて、血行をよくしてくれるハンドバスで気持ちも体もリフレッシュして、
元気に春を迎える準備をしましょう。
ハンドバス(手浴)とはシンプルに表現すると手のお風呂。
指先から手首の上まで、またはヒジまでをお湯につける部分浴のことで、血行を促進する温浴法です。
冷えた手を温めるだけでなく、手をすみずみまで清潔にする、また、血流を整えて美しい手を作るといった効果もあります。
ハンドバスをする場合には、指先だけでなく、手首までしっかり温めるのがポイントです。
手首には、体表に近い部分を走る血管が集中しているので、その手首を温めることで、手だけでなく、体まで温めてくれます。
ハンドバスは特に肩こりや首の凝りなど、上半身のこわばりを和らげることに向いています。冷えからくる肩こりでお悩みの方にはぜひ続けて試していただきたい療法です。
また、寝つきがよくない方や少ない時間で質のよい睡眠を取りたいという方にも効果的です。
ハーブとお湯だけで手軽に楽しめるハンドバス。
ハーブの効能を考えながらでも良いですが、見た目の美しさで選んでも。
お子さまにも安心して楽しんでいただけるハンドバスです。
ご自宅に使っていないハーブティが残っているときにもおすすめです。
■材料
・お好みのハーブ(今回はドライハーブを使いましたが、フレッシュハーブでも可)
・洗面器(深めのボウル、洗いおけなどお湯を入れる容器)
・タオル
・お湯(40〜43度程度)
1.深めの洗面器にやや熱めのお湯を入れ、お好みのハーブを入れます。
見た目の鮮やかさ、華やかさにも癒されるのですが、お急ぎのときは、ハーブをガーゼで包んで輪ゴムで留めたり、お茶パックに入れてお湯に浸すことでも可能です。
2.手首のくるぶしがしっかりとつかるように手を入れて、5分〜15分程度温めます。
寒い時期はお湯の温度が下がりやすいので、タオルなどで覆いをするか、差し湯を準備しておき、冷めてきたら差し湯をするとよいでしょう。
3.しっかり温まったらタオルで水分を拭き取ります。ハンドバスの後は、クリームやオイルなどでケアをしていただくと、温かさが持続し、肌の乾燥を防ぐことができます。
市販のバスエッセンスもハンドバスに使用できます。
手軽なだけでなく、全身浴よりも少ない量で効果的に楽しめますよ。
ハンドバスは、外出先から帰ってきたときや、寝る前、など、日々のルーティンの中に組み込んでいただき、続けていただくのが一番です。
ただ、毎日のことだと、面倒だと続かないですよね。
手軽に楽しみたい時には、マンデイムーンのハニーバスエッセンスがおすすめです。
お湯をはった洗面器やシンクに大さじ1杯程度を入れて、さっと使えるので便利です。
娘のお気に入りは、ローズゼラニウム。優しいお花の香りがほっとするようです。
学校帰りに手を温めながら、手の汚れだけでなく、いつもと違う出来事で不安定になった気持ちもクレンジングできているようです。
パインやサイプレスが好きな私はシベリアンファーがお気に入り。1日の始まりやこれから集中するぞという時にぴったりです。
すっきりとしたシャープな香りは在宅ワークの方のリフレッシュなどでも活躍できそうです。
お時間のある時には、少し手をかけて、手のスペシャルケアをしませんか。
お手持ちのキャリアオイルにお好みのエッセンシャルオイルを加えるだけで、バスオイルとしても使えるケアオイルができます。
■材料
・ホホバオイル(スイートアーモンドオイルやマカデミアナッツ油などお好みのオイル) 50ml
・エッセンシャルオイル 10滴
・ビーカー
・ガラス棒
・保存用遮光ビン
1.オイルを入れたビーカーにお好みのエッセンシャルオイルを入れます。
今回はラベンダーとスイートマジョラムを使用しました。
マジョラムは加温の力をもつエッセンシャルオイルとして知られていますが、その温める効果は体だけでなく心も温めてくれます。
身体が冷えてしまったなー、という時はぜひお使いいただきたいエッセンシャルオイルですが、ちょっと疲れて気持ちに元気がないときにもぜひ使っていただきたいエッセンシャルオイルです。
2.オイルとエッセンシャルオイルをガラス棒でよく混ぜます。
3. 用意しておいた遮光瓶に移して保存します。
今回はスポイト付きの瓶を使用しましたが、シンプルな蓋付きの瓶やプッシュボトルなどご自身が使いやすいタイプのものを選ぶのがおすすめです。
このままバスオイルとして、入浴時にお使いいただけますが、今回はハンドバスにこちらのバスオイルを使いたいと思います。
お好みの香りのエッセンシャルオイルで作ったケアオイルを手になじませてから、お湯につけて温める、至福のハンドバス。
温まって血流もよくなりますので、エッセンシャルオイルとキャリアオイルの成分が、より浸透していき、美しい手肌を
1. 洗面器や深めのボウルなどにお湯をはります。
2. 作っておいたバスオイルを手に取り、手のひら、手の甲にオイルをなじませます。
3. オイルをなじませた手を1.の洗面器に入れます。
この時も手首のくるぶしがしっかりお湯につかるようにして温めてください。5分〜15分程度温めます。
この場合も、寒い時期はお湯の温度が下がりやすいので、タオルなどで覆いをするか、差し湯を準備しておき、冷めてきたら差し湯をするとよいです。
4. しっかり温まったらタオルで水分を拭き取ります。手にオイルとエッセンシャルオイル成分が浸透し、しっとりとした手肌に。タオルなどで優しく水分を吸い取ってください。
ハンドバス、いかがでしたでしょうか。
湯船につかって楽しむアロマバスや、足を温めるフットバスもいいですが、手軽にでき、即効性があるハンドバスは、ぜひ一度気軽にトライしてみていただきたい温浴法です。
血液の流れを整えて、疲れを取りたいとき、手肌のケアをしたい時はもちろんですが、日々の生活の中でも、朝なら血流を上げて体の目覚めを助けてくれますし、昼食後ならリフレッシュ・集中力をアップ、お休み前には心身をリラックスさせてくれて快適な睡眠に‥などいろいろなシーンで活用できることでしょう。
イライラや不安、緊張を感じたときに、お気に入りのハーブや香りを使ったハンドバスで浄化するというのもおすすめです。
温まったあとは、お湯と一緒にネガティブな気持ちも流してしまいましょう。
こわばった気持ちも体もほぐして、リラックス・リフレッシュ、さらには手の美肌をもたらしてくれるハンドバス。
皆さまが新しい季節を軽やかに過ごす手助けになれたら幸いです。
ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。
植物の葉や花を乾燥させたもので、ヨーロッパでは古くからホームケアに使用されてきました。
多彩な種類の中から、特に美容に適したものを選んでお届けしています。
はちみつ生まれの入浴剤。
一日の疲れを湯舟につかってゆったりするだけで、全身まるごとしっとり。
冬にも降り注ぐ紫外線もはちみつパワーでその日のうちにリセット。
オイルに含まれるワックスエステルが角層に浸透し、バリア機能を発揮、保湿効果を高めてくれます。
皮脂バランスを調整する効果もあるのでオイリー肌でも安心。
ゆっくりと肌になじむ重めの使い心地で、乾燥を優しく癒すオイルの浸透力を実感。
抗酸化作用の高いビタミンEを豊富に含み、敏感肌にも穏やかに、しっとりと働きかけます。
お肌への浸透性が良くべたつきの少ない使用感。
パルミトレイン酸を20%程度含み、エイジングケア、乾燥肌対策におすすめです。
植物の花、葉、種子、果皮、樹皮、樹脂などから香り成分を抽出した天然のオイル。
アロマテラピーをはじめ、有効成分としてオリジナルコスメづくり、ホームケア等に使用します。
スキンケアアイテムの場合は、オイル(基材)で 1% 程度に薄めて使用します。
20~100mlまで量れる耐熱性ビーカーです。
耐熱温度:約120℃
化粧品作りには欠かせないガラス製の攪拌棒です。
原料を均一に混ぜる時、溶かす時などに便利です。
ガラスのスポイトが付いた、アンバー色のガラスボトルです。
色付きのガラスですので、遮光性があり紫外線から中身を守ってくれます。
セラムやオイルセラムなどを入れても使いやすくおすすめです。 ガラス製なので、精油入りのものも安心して保存していただけます。
上品でフレッシュなラベンダーの香り。
リラックス効果があり、おやすみ前のアロマにおすすめ。
暖かみのある香りから、ギリシャの愛の女神アフロディテから与えられたと言い伝えのあるエッセンシャルオイルです。
心を鎮めてリラックスさせたいときにおすすめです。