カレンデュラペタル(マリーゴールド)
”お肌のガードマン”とも呼ばれ、肌荒れやデリケートなお肌の方向けの化粧品によく使われます。
こんにちは。ライターのおおうちです。
前回の記事
ナチュラル素材をつかったアロマ香るキャンドル
にて、ソイワックスでのアロマキャンドルづくりをご紹介しましたが、今回はそのレシピをステップアップして、よりインテリアとして楽しめるボタニカルキャンドルを作る方法をご紹介いたします。
クリスマスなどのイベントごとに、お部屋を彩るかわいらしいキャンドルはいかがでしょうか。
(写真左から、カレンデュラペタル、ローズのつぼみ・ピンク、コーンフラワー、ローズレッド)
ボタニカルキャンドルとはドライフラワーなどの天然の花材をワックスに入れて固めたキャンドルのことです。
天然素材から生まれるナチュラル感やキャンドルの火のあたたかさに心が癒されます。
シンプルキャンドルよりも少し工数が多いですが、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、ドライハーブなど…お好みの花材でアレンジを楽しめますので、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひトライしてみていただきたいクラフトです。
今回は、前回ご紹介したソイワックスに加え、ビーズワックスをブレンドして作成しました。
■ビーズワックス
ミツバチの巣から集めた蝋の不純物を取り除き、薬品を使わずに漂白して作られたワックスです。
白色で無臭の粒状ワックスで、他の原料の色や香りを邪魔せずクラフト作りを楽しめます。
これまでのNoteでもミツロウラップやバームづくりに使いましたが、キャンドルにも活用できる素材です。
■材料
ベースキャンドル用
・エコソイワックス(大豆ワックス)・融点45℃ 45g
・ビーズワックス・精製・ホワイト(蜜蝋) 5g
・お好みのエッセンシャルオイル:20~30滴
外側用
・エコソイワックス(大豆ワックス)・融点67℃ 50g
・ビーズワックス・精製・ホワイト(蜜蝋) 20g
・お好みのエッセンシャルオイル:30~40滴
・ソイワックスコーティング芯またはキャンドルパーツ・組芯[細・3×3+2]
・お好みの花材
※ソイワックスは通常のキャンドルよりも融点が低いため、ガラス瓶などに流し込むものにおすすめですが、今回のような自立するキャンドルの場合は、ヒビや崩れが生じやすいので、ビーズワックスとブレンドして作ります。
■道具
・紙コップ(中・小)
・割り箸
・ワックスを溶かすためのビーカー・IH調理器(不要な缶と湯煎でもOK)
・温度計
<下準備>キャンドルの芯をセッティングしておきます。
1.小さい方の紙コップの底中央に穴を開け、キャンドル芯を通します。
(コーティングしていないキャンドル芯の場合は、事前に、溶かしたワックスに浸して蝋引きしておきます。)
2.通した芯は底側に5cmほどを残して、穴からワックスが漏れないよう粘土で穴を塞ぎ、セロテープで留めます。
(この時、紙コップ底の淵に切り込みを入れておくと、紙コップを置いたときにぐらつきにくいです。)
3.通した芯はまっすぐ上に引き上げ、割り箸で挟みます。
<作り方>下準備が終わったら、キャンドルづくりのスタートです。
1.ベースキャンドル用のワックスを温めて溶かします。
2.完全に溶けたら、火をとめて温度が下がるのを待ちます。
65℃くらいになったら、香りづけのため紙コップ(中)に注ぎます。
3.お好みのエッセンシャルオイルを20~30滴加え、軽く混ぜます。
4.下準備しておいた紙コップに流し込みます。
5.そのまま固まるまで待ちます。
6.しっかりと固まったら、紙コップを剥がして、キャンドルを取り出し、底になる面のキャンドルの芯を切ります。
紙コップの底の面が上になります。
これでベースになるキャンドルが完成です。
続いて、外側のドライフラワーで飾られた部分を作っていきます。
7.6のベースキャンドルを紙コップ(中)に入れ、隙間に花材を入れていきます。
つめすぎるとお花が潰れてしまいますのでご注意ください。
8.外側用のワックスを溶かします。ベースキャンドル同様、完全に溶けたら、火をとめて温度が下がるのを待ちます。
70℃くらいになったら、香りづけのため紙コップに注ぎ、エッセンシャルオイルを加えます。
9.7で準備した紙コップの淵に、ベースキャンドルの高さまで7のワックスを流し込み、固まるまで待ちます。
10.しっかりと固まったら、紙コップを剥がします。
11.完成!パラフィンワックスのような透明感はないですが、ソイワックスならではの優しい白さの中に、花材の色が入って、まるでスイーツのよう。
インテリアとしても目を楽しませてくれます。
仕上げに、芯を5㎜程度残してカットしてください。
そのままキャンドルプレートやトレーなどにおいていただいてもいいですし、キャンドルグラスに入れても素敵です。
天然の香料であるエッセンシャルオイルを使ったアロマキャンドルなので、ほのかな香りに仕上がりますが、ソイワックスのキャンドルは低い温度でゆっくりと溶けますので、香りの広がりがよくなります。
早速火を灯してみました。
お好みのブレンドでほのかに漂う香り、 柔らかい炎の揺らめきと暖かい光は、凝り固まった気持ちをときほぐし、癒しの時間を与えてくれるように感じられます。
最後に、キャンドルを消すときは、息を吹きかけるのではなく、ピンセットで芯を挟むか、割りばしで芯を倒して消すようにしてくださいね。
消した後に芯をまっすぐ立てておくことで、次に灯す時に火がつけやすく、キャンドルも長持ちしますよ。
いかがでしたでしょうか。
冬にほっこり心温まるソイワックスのキャンドル、是非、お試しくださいね。
ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。
”お肌のガードマン”とも呼ばれ、肌荒れやデリケートなお肌の方向けの化粧品によく使われます。
ローズ(ピンク)のつぼみを乾燥させたハーブです。
石鹸やバスソルト、ハーブバス、バスボムなどに加えると華やかになるのでおすすめです。
ヤグルマギクの花を乾燥させたハーブ。
肌荒れや目元のエイジングケアにおすすめです。
真っ赤で大きなバラの花びらです。
「ルゴサローズ(学名Rosa rugosa Thunb)」というバラの一種で、ドライにするとあざやかな赤系の色になるため、ポプリやアロマワックスで映えるゴージャスなドライハーブです。
大豆油から作られたキャンドル用ワックスです。
100%植物由来の為、煤が出にくく生分解性があるので、環境にもやさしいワックスです。やわらかめに仕上がるため、型に流し込むタイプのキャンドルにおすすめです。
お好みの精油を加えてアロマワックスもお作りいただけます。
粘りが少ないため、作り方によってはひび割れる可能性があります。【ビーズワックス(蜜蝋)】を5%程度ブレンドされるとひび割れせずにお作りいただけます。
ミツバチの巣から集めた蝋。保湿効果が高いのが特徴です。
リップやバームなどの化粧品の他に、キャンドルにもお使いいただけます。
大豆油から作られたキャンドル用ワックスです。
100%植物由来の為、煤が出にくく生分解性があるので、環境にもやさしいワックスです。融点が高いため、固い製品ができます。型抜きタイプのキャンドル(ピラーキャンドル)に適しています。お好みの精油を加えてアロマワックスもお作りいただけます。
粘りが少ないため、作り方によってはひび割れる可能性があります。【ビーズワックス(蜜蝋)】を5%程度ブレンドされるとひび割れせずにお作りいただけます。
座金(台座)と芯がセットになった便利な商品です。
コットン素材の芯に大豆由来のワックスをコーティングした天然素材にこだわった商品です。燃焼した際にも有害ガスが発生する心配がなく安心してお使いいただけます。
座金をカップやキャンドルホルダーに置き、芯が倒れないよう割り箸などで挟んで固定した後、キャンドルワックスを流し込みます。
芯が長めなので、お好みの長さにカットしてご使用ください
細めのキャンドル用組芯です。
ティーライトカップや小さいサイズのキャンドルを作る際におすすめです。
炎の大きさが小さく、通常の太さの芯を使ったときよりも燃焼時間が長くなります。